フェルマーは数学者?

イケメン俳優が多数出演している”フェルマーの料理人”のTV放映を毎回楽しみに見ている方は多い。数学を絡めたものは、数学愛好家として楽しいだけでなく、普段あまり数学と縁がない方とも接点が増えるようで率直にうれしいものです。さて、フェルマーは数学界に大きな貢献を残しましたが、もともとは数学者ではないのを皆さんご存じでしょうか?本職は裁判官で、趣味が数学です。多分仕事が出来すぎて自由な時間が多くとれて趣味の数学ができたのでしょう。"算術"の余白に多くの注釈を加えて遺し、後に数学者がそれを説明する中で数学が発達していくという不思議な物語です。フェルマーの最終定理は330年間世界中の数学者が必死に取り組んでやっと解明することができた、フェルマーが追記した問題です。”この問題は解けているが説明する余白がない”とだけ記されていた訳ですが、フェルマーは330年分では無いにしてもかなりの部分がきっと見えていたのでしょう。とても興味深い歴史物語です。

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